EasyFolioMaker共通テスト項目Vol.3【テストケースの考え方】

EasyFolioMaker共通テスト項目Vol.3【テストケースの考え方】

この記事はEasyFolioMakerのWebアプリケーション開発基礎共通テストの解説記事になります。

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Level1.単体テストと結合テストについて

単体テストは、個々の機能やモジュールが正しく動作するかを確認するテストです。

例えば、関数やメソッドが期待通りの結果を返すかを検証します。

単体テストはプログラムの基本単位をテストするため、バグの早期発見と修正が容易です。一般的な単体テストフレームワークには、JUnit(Java用)、pytest(Python用)、Jest(JavaScript用)などがあります。

一方、結合テストは、複数のモジュールやコンポーネントが組み合わさった際に、正しく連携して動作するかを確認するテストです。

例えば、ユーザーログイン機能をテストする際には、ユーザー認証モジュールとデータベースアクセスモジュールが正しく連携するかを検証します。

結合テストは、システム全体の整合性を確認するために重要です。

Level2.テスト項目の洗い出しについて

テスト項目の洗い出しは、システムやアプリケーションの各機能や要素を検証するための具体的なテストケースを作成するプロセスです。

まず、システムの仕様書や要件定義書を基に、テスト対象となる機能やシナリオをリストアップします。

次に、各機能に対して考えられる入力パターンや条件を洗い出し、それぞれに対応する期待される結果を明確にします。

例えば、ログイン機能のテスト項目として、「正しいユーザー名とパスワードでログインできるか」、「間違ったパスワードでエラーメッセージが表示されるか」、「空のフィールドでエラーメッセージが表示されるか」などがあります。

テスト項目を詳細に洗い出すことで、テストの網羅性を高め、バグを未然に防ぐことができます。

例えば、以下のようなテストケースがあります。

Level3.テストデータの境界値について

テストデータの境界値分析は、システムの動作が境界条件で正しく機能するかを確認するための手法です。

例えば、入力フィールドに対するテストでは、最小値、最大値、およびそれらの周辺値をテストします。

ユーザー年齢の入力フィールドを例にすると、許可される年齢範囲が18歳から60歳の場合、以下のような境界値をテストします。

  • 最小値:18歳
  • 最大値:60歳
  • 最小値-1:17歳(無効な入力)
  • 最大値+1:61歳(無効な入力)

このように、境界値をテストすることで、システムが極端な値でも期待通りに動作することを確認できます。境界値分析は、エッジケースやコーナーケースと呼ばれる特定のシナリオでのバグを発見するために有効です。

Level4.エラーハンドリングについて

エラーハンドリングは、システムやアプリケーションが予期しないエラーや例外に対処する方法です。適切なエラーハンドリングは、システムの安定性とユーザーエクスペリエンスを向上させます。

例えば、ユーザーが存在しないファイルにアクセスしようとした場合、システムは適切なエラーメッセージを表示し、アプリケーションがクラッシュしないように処理を続行します。

ノーコードツールを使ったエラーハンドリングでは、以下のポイントが重要です:

  1. 標準エラーメッセージ
    多くのノーコードプラットフォームは、デフォルトでユーザーフレンドリーなエラーメッセージを提供します。
    これらを活用して、ユーザーに明確なフィードバックを提供します。
  2. カスタムエラーハンドリング
    条件分岐やカスタムルールを設定できるツールでは、特定のエラー条件に応じたカスタムメッセージを設定します。
    例えば、必須フィールドが空の場合のメッセージや、無効な入力に対するメッセージなどです。
  3. ログとモニタリング
    エラーログを記録し、問題の発生源を追跡します。
    ノーコードツールには、エラーログを閲覧するためのダッシュボードがあることが多く、これを利用して継続的にモニタリングします。
  4. ユーザーフィードバック
    ユーザーがエラーに遭遇した際に、問い合わせフォームやフィードバック機能を提供し、迅速に対応します。

これらの方法を組み合わせることで、ノーコードツールでも効果的なエラーハンドリングが可能です。

Level5.テストシートの作成とアプリ品質の評価

テストシートは、テストケースの詳細な記録と結果をまとめたドキュメントであり、アプリケーションの品質を評価するために重要です。

テストシートには、各テストケースの説明、入力データ、期待される結果、実際の結果、ステータス(合格/不合格)などが含まれます。

例えば、以下のようなテストシートの項目があります:

  1. テストケースID
  2. テストケースの説明
  3. 前提条件
  4. 入力データ
  5. 期待される結果
  6. 実際の結果
  7. ステータス
  8. 備考

テストシートを作成することで、テストの進捗状況を把握しやすくなり、バグや問題点の特定が容易になります。

また、テストの網羅性を確認し、すべての機能が適切に動作することを保証できます。

テストシートは、チーム内で共有することで、テストプロセスの透明性を高め、品質管理を徹底することができます。

テスト結果を基に、アプリケーションの品質を評価し、必要な改善点を洗い出して対応することが重要です。

共通テストの実施

ここまでの学習をもとに、もう一度共通テストを行ってみましょう。まだ、登録していない場合は下記URLから無料で登録することができるので、お気軽にお試し下さい。

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