コードを書かずに、わずか2週間でMVPアプリを作って納品できました!
この圧倒的スピード感がノーコードのウリです。
今回は歯科衛生士とのマッチングアプリ PRE DENTALを作成したので、そのプロセスをご紹介したいと思います。
歯科衛生士とのマッチングアプリPRE DENTALってどんなサービス?
歯科衛生士とお客様を直接つなげる、オーラルケアマッチングアプリです。
アプリで歯科衛生士さんを探せます。
チャットで話しかけたり、
いつ頃空いてるか調整して、
プランを選んで購入すると・・・
なんと歯科衛生士さんが自宅に来てくれます!
そんな素敵なサービスになっております。
どんな感じのアプリ?
まずはみた方が早いと思うので、動画にしてみました。
アプリを動かしてみるとこんな感じです!
Adaloでの開発期間はどのくらい?
8割型のイメージを作成するのに1日もかかりません。
その後、関係者と詳細を詰めていくのに少しずつ調整し、、、
合計で2週間でアプリができてしまいました。
流れはこんな感じです。
- 初回ヒアリング(1時間)
- ヒアリング内容を元に8割完成版のアプリ作成(1日)
- 作ったアプリを共有。認識のすり合わせ(1時間)※動くアプリをみながら追加の修正要望をヒアリング。Adaloでどこまでできるかをすり合わせ。
- フィードバックを受けて微修正(1週間)
- 修正版の共有、再度フィードバックを受け微修正(2〜3日)
- 納品・完了。ストア申請開始。
上記全ての流れを含めて2週間程度で完了できてしまいました。
クライアントからも、スピード感を驚かれ、そして非常に喜んでもらうことができました。
スタートアップのビジネスを加速させるノーコードの可能性を改めて感じますね。
Adaloでどんな機能が実装できるの?
Adaloでの実装は、やはりノーコードであるため、できることに制限はあります。
しかし、この歯科衛生士マッチングアプリでは結構作り込むことができました。
ユーザー側
- ログイン、新規登録
- 歯科衛生士の検索、閲覧
- チャット管理
- メニュー一覧
- 購入(stripe決済)
- 予約管理
- マイページ
- 友達紹介
- 設定
歯科衛生士側
- ログイン、新規登録
- 予約
- チャット管理
- マイページ
- メニュー
- 友達紹介
その他機能
- Push通知
- 売上情報のGoogle Spread Sheetへの連携(Zapier)
- 会員登録や友達紹介の際のSlack連携(Zapier)
こんな感じです。
それぞれの機能を解説して行きたいと思います。
機能解説
ログイン、新規登録
ログイン、新規登録周りはこんな感じです。
デフォルトでAdaloがログイン・新規登録の画面を用意してくれているので、ベースはすぐできます。
ただ今回は歯科衛生士側とユーザー側のそれぞれのログイン・登録画面を用意する必要があるのでそこの一工夫が必要でした。
歯科衛生士情報の一覧・詳細
こんな感じでカテゴリごとの一覧や歯科衛生士ごとの一覧を表示できます。
また、簡単な検索であれば検索ボックスからフリーワード検索ができます。(複雑な検索は難しかったりします・・・汗)
また、この画像のように「イイね」機能や「レビュー」機能も可能です!
チャット管理
こんな感じで、興味のある歯科衛生士さんと直接チャットでやりとりできます!
今回は右上の購入ボタンから購入もできるようにしてみました。
あくまでノーコードで作っているため、LINEやslackなどのチャットサービスと比較すると機能面・パフォーマンスなどはやはり劣ります。
しかし、今回のようにそこまで長文のやりとりをすることを想定していないサービスであれば当面十分だと思いますし、
ユーザー数が増えて機能的にも本格的に拡張したいというフェーズで改めてネイティブで作り直す、
というのがスタートアップとして良いMVPの進め方だと思います。
購入機能
Adaloでの決済は、stripeでのクレカ決済が可能です。
stripeアカウントさえあれば簡単に実装できます。
予約管理
予約(購入)内容が表示されます。
契約状態のステータスも表示されます。
Adaloによって最速でアプリを開発できた理由
今回ノーコードを使うことで多くの予算をかけることなくスタートアップのビジネススピードを加速させることに貢献できました。
私は通常のネイティブアプリの開発PMをよくやっておりますが、MVPで早くリリースしたいと言ってるクラアインとでも、
どうしても3ヶ月程度、ものによっては半年以上もかかってしまうことが往々にしてあります。
今回わずか1〜2日でサンプルができてしまい、2週間で完成まで持っていけたのは
- ノーコードの実装時間が短い
- クライアントが即断、即決で判断してくれた
この2点だと思っています。
1点目は、Adaloは特に出来ることが限られてる反面、超スピードで作ることができるのが強みなので、それが活きたケースだと思います。
2点目はあまり意識されないことが多いです。
しかし、これはシステム開発のスピードにものすごく影響が出るポイントだと思います。
プロダクトの責任者が全権限をもち、どんな機能にするかをその場で即断できる。
その状態でなければスピードはなかなか上がりません。
よくあるのは、自分で判断できず上司の判断を仰ぎ、そのまた上司の鶴の一声で全てがひっくり返り・・・となりいつまで経っても進まない、という開発は非常によくあります。(システム開発に携わってる人はおそらくほとんどの人が共感できるのではないかと思います)
今回は、クライアント側のプロダクト
オーナー(意思決定者)の方が素晴らしく、ノーコードでできることの制約がある中で、「これはできません、これかこれならできます!どちらにしますか?」のような判断をドンドン即断して決めていただきました。
プロダクトのオーナーは、ビジネスのイメージを持っていて、最初から必ずなければならないMUST機能なのか、あった方がいいけど後のフェーズでも良いNice To Haveな機能なのかを整理できていて、即断できるスキルが非常に重要です。
(あるいはそのスキルを活かせる組織構造になっていることが重要)
それによりビジネス速度を加速できるのだと、改めて感じられた良いプロジェクトでした。