ネットカフェ店長が注文システムを開発!?ノーコードによる店舗改革とは

ネットカフェ店長が注文システムを開発!?ノーコードによる店舗改革とは

今回はネットカフェの店長でも気軽にサービスやシステムを開発できたノーコードの事例を紹介します。

今回は「NoCodeCamp」というノーコード専門のオンラインサロンに参加している「Kotaroさん」にお話しをお伺いしました。

ネットカフェの店長がノーコードで業務改善させた例を僕は他に知りません。Kotaroさんがどのようにしてノーコード開発を進めたのかを深掘りしてきました。

【ゲストプロフィール】
Kotaro さん(@kotarosan_
長崎県諫早市在住。インターネットカフェで店長をしながらノーコードによるサービス開発も行う。NoCodeツールは、”ITによる課題解決の手段として多くの人の選択肢を広げるもの”と確信している一般人として、「NoCodeNagasaki」主催もしている。

多種多様なノーコードツールが扱えるKotaroさん

今日はよろしくお願いします!
 KotaroさんのTwitterを拝見したのですが、たくさんのノーコードを触っていましたね。

そうですね。
『Bubble』や『Glide』『Webfiow』『Airtable』などたくさん触りました。
どれも中途半端ですが笑

多くのノーコードを扱われていますが、Kotaroさんは普段どのようなお仕事をされているのでしょうか?

普段は地元のインターネットカフェに勤務していて、店長をしています。

ネットカフェの店長とノーコードはあまり結びつかない気がするのですが、ノーコードが役立った場面などはありますか?

自分がノーコードで作ったシステムを勤務先に導入しました!

ええ!?システムを自分で作ったんですか!?
詳しく聞かせてください!

店舗業務をノーコードで自動化!?Kotaroさんの挑戦とは

勤務先で導入したシステムとはどのようなサービスなのでしょうか?

注文システムです!
お客様が自分の部屋からでも食事などのメニューを注文できるというシステムをノーコードで開発しました。

ノーコードツールは何を使って開発したんですか?

Bubbleを使いましたね。
注文システムがBubbleで開発した最初のサービスだったので、自分のポートフォリオみたいな感じです。

ノーコード 注文システム
注文システムの実際の画面

ポートフォリオがお店で実装されるのはすごいですね…!

ノーコードで開発した注文システムが好評に

実際にシステムを導入してみてお客さんの反応などはいかがですか?

けっこう好評なんですよ!
お客様の手間が大きく省けるようになりましたね。

具体的にどう変化したんでしょうか?

今まではカウンターとお客さんのいる席までが遠くて移動が手間だったんです。
フードメニューを頼むときもわざわざ移動して注文するシステムだったので。

すごい…!お客さんが移動せずに注文をできるようになったんですね!
大きな業務改革だ…!

スタッフも直接お客様の対応をしなくてよくなるので、忙しいときでも対応に追われなくなるんです!

お客さんもスタッフも満足の双方良しで素晴らしい事例ですね!

ありがとうございます!
達成感もありましたねのでよかったですね。

Alexaの音声システムもノーコードで開発!?

注文システムのほかに何か導入したシステムはあるんですか?

導入までには至らなかったんですが、アレクサのようなシステムは作りました。

アレクサって、「アレクサ、テレビ付けて」とか声で指示を出すあれですか!?

そうですね!
『voiceflow』というノーコードツールで作りました。

僕が勤務しているネットカフェはフードメニューが多いので大変なんですよ。

『voiceflow』で開発したアレクサシステム

レシピは全部紙で管理しているのです。
でも、普段あまり出ないフードメニューが出ると「どうやって作るんだっけ」って紙を探す作業から始めなきゃいけないので。

なるほど…。

そこで「声でレシピ管理したらいいじゃん」って発想になって開発したものを提案してみたんですが、通りませんでした。

ええ!!?通らなかったんですか!?画期的なのに…。

機材購入がダメでしたね笑

すごいシステムなのに…!
でも、アレクサシステムまで作れちゃうと普段の生活に役立つものがノーコードで作れそうですね!

Kotaroさんがノーコードに触れたきっかけは自動入退店システム!?

たくさんのシステムをノーコードで作っているKotaroさんですが、そもそもノーコードを扱おうと思ったのはなぜですか?

「ムダな人件費があるのでは?」という仮説立てが始まり

売上は悪くなかったんですが、人件費が高くなっていたので「ムダな人件費があるのではないか」と仮説立てたのが始まりです。

勤務している店舗はカラオケなどが併設されているネットカフェなので、カラオケによる売上がメインでした。
ただ、カラオケは金額を上げたら顧客ニーズとズレちゃうので、収益を伸ばすためには人件費の削減だったんです。

人件費を削減するために何か作れないかなと?

そうなんですけど、そこに辿り着く前に導入したいシステムがあったんですよ。

自動入退店システムをノーコードで開発すると決意!

導入したいシステムってなんでしょう?

自動入退店システムです。
お客様が機械操作だけで入店と退店決済を済ませられる機材です。他店舗では置いてあるところもあります。

自動入退店システムを入れれば人件費削減できて数年後にはペイできるだろうと考えたんです。

システム導入は提案したんですか?

しましたが、通りませんでしたね。
調べてみると導入に数百万かかるので、費用面がネックになったのかなと思います。

…あ!まさか…!?

そうです。自動入退店システムを作ろうと思ったんです。

す、すごい…!
数百万するシステムを1人で開発しようとするなんてスケールが大きいですね…!

ノーコード制作は目標や完成系が分かりやすい

目標とする制作物が明確になったところで、システム開発の勉強をし始めたんですか?

そうですね。最初はプログラミングを勉強しました。
『Progate』や『デイトラ』を中心にWeb制作などを学んでいましたね。

プログラミング学習で自分が何しているか分からなくなった

プログラミング学習は順調でしたか?

いえ、学習を始めたときから「これはいつ何ができるんだろう…」と完成形が見えなかったんです。

プログラミング学習あるあるですね…。

画面上の制作を頑張った先に何があるんだろうとか、そもそもデータベースってなに、という状態でした。

Kotaroさんにとって、学習するときのゴールが明確にあることは重要なんですね。

かなり重要でしたね。

ノーコードは制作から完成までのゴールが分かりやすい

その点、ノーコードは分かりやすいですもんね。

そうですね。
漠然とやっていた学習がノーコードでイメージを掴みやすくなったので、目標物の設定がわかりやすくなりました。

ノーコードの学習はどうされたんですか?

ノーコードスクールのしんじさんの動画を見てましたね。
しんじさんの動画を見て、自分が作る物のイメージのすり合わせがかなりできたと思います。

アプリケーションってこうやって作ってんいくだっていうのが見えましたね。

 KotaroさんにとってNoCodeCampはどんなところなのか?

KotaroさんはNoCodeCampに参加してますが、どのような場所だと感じますか?

NoCodeCampは気軽に質問できる環境

NoCodeCampは気軽に質問できる環境として考えています。
最初はBubbleのことでけっこう質問してました。

コミュニティ内の質問コーナーは重宝しますよね。

質問できる環境は学習するうえで本当に重要です。

あとは出来上がったアプリを発表してましたね。
Bubbleの失敗作を集めて共有するための『Bubbleの墓場』や『Buildbox』で作ったゲームなんかを公開しています。

『Bubbleの墓場』の実際の画面

たくさんいろんなアプリ作ってますね…!すごい!

イベントに参加するようになったのはノーコードによるRPG開発がきっかけ

アプリを公開してから、NoCodeCamp内のイベントにも参加するようになりました。

最初は参加していなかったんですか?

断っちゃっていました笑
でもRPGゲームを公開してからは徐々につながりも増えてき始め、人脈が広がっています。

イベントに参加することで横の繋がりが広がるんですね!

自動入退店システム開発と地元でのIT普及を進めていきたい

それでは最後に、Kotaroさんの今後の目標ややりたいことを教えてください!

ネットカフェ店長としては自動入退店システムを完成させたいですね。

個人的には、地元長崎の諫早でITの知見がない人にでもITが解決方法の一つになるということを紹介できる勉強会を開きたいです。

勉強会!素敵ですね!

ITに詳しくない人でもWebサイト作れるとかWebアプリ作れるという活動が広がるべきだと考えています。
ノーコードはHTMLとかが分からない人でもサービスを作れるんだよっていうのを広めたいですね。

実際に「NoCodeNagasaki」というのを主催しておりまして、これから頑張りたいですね。

すごい!すでに行動されてるんですね!

ありがとうございます!

ノーコードに今一歩踏み出せない方にも何かアドバイスをいただけますでしょうか?

まずは目的や作りたいものを明確にすると良いです。作りたいものが決まっていないと熱量もないですし、たぶん途中で折れちゃうと思います。

だから、もし何か作りたいものがあれば「それはノーコードでも作れるよ」って教えてあげたいですね。

そしてNoCodeCampにノーコードのほとんどの知見や情報は溜まっているので一度来てみると良いと思いますよ。

Kotaroさん、本日はありがとうございました!

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