Supabaseは、2020 年にシンガポールを拠点とするスタートアップでから提供されるFirebaseに代わるソフトウェアとして誕生しました。ユーザー認証やデータベースといったバックエンドに必要な機能を構築し、かつリアルタイムで展開ができるオープンソースプラットフォームです。2021年 4 四半期にわたり、世界で最も急速に成長しているオープン ソース企業の 1 つになりました。
Supabase の機能
Supabaseでは以下の機能を提供してます。(2023年1月時点)
Database ・・データベース
Storage ・・画像、GIF、およびビデオなどの大容量ファイルの格納
API ・・外部とサービスをつなぐAPIを生成
Auth ・・認証 User権限を付与することができる。SNS認証(Google,Facebookなど)
Edge Function ・・AWS LambdaやAzure Functionsのようなサーバーレスアーキテクチャ
Observabillty ・・監視 ログのトレースとデバッグ
*DatabaseとStrageの違い
データベースとは、データの検索、問い合わせ、操作を容易にする方法で構造化されたデータを保存し、整理するためのシステム。データベースは、大量のデータを保存し、複数のユーザーによるデータの保存、検索、操作を同時にサポートするためによく使用される。
一方、ストレージは、ハードディスク、クラウドストレージサービス、ネットワーク接続型ストレージデバイスなど、データが保存されている物理的な場所を指します。ストレージは通常、データの組織や構造そのものを指すのではなく、データを保管する場所を指すのに使われる。
つまり、一般的にデータベースはデータを整理して保存するためのシステムであり、ストレージはそのデータが物理的に保存されている場所ということになる
Supabaseの利用方法
- Supabaseクラウド
- Supabaseでインフラを管理します
- Docker
- 自分のローカル環境からデプロイします。
- Kubernetes
- 2023年1月まだ未実装
Supabaseのメリット
- オープンソース
- Supabaseはオープンソースのプラットフォームです。ソースコードが自由に利用でき、誰でも修正・拡張することができます。
- ホスティング
- ベンダーに依存せず、開発者は独自のインフラストラクチャの設定や保守
- RDB
- FirebaseにはNoSQLデータベースのFirestoreがありますが、RDBになれた人には、Supabaseの方が使いやすいはずです。
料金
Supabaseのセルフ・ホスティングは無料です。
クラウド・プラットフォームをご利用の場合に有料となります。(2023年1月時点)
- Free (無料)
- 500MBまでのデータベース、1GBのファイルストレージ
- Social Auth
- 50,000 人/月のアクティブユーザー
- ログ1日分
*Freeプランは、1週間使用されないと一時停止されます。
- Pro(25$/月)
- 8GBまでのデータベース、100GBのファイルストレージ
- 50GBの帯域幅
- 100,000 人/月のアクティブユーザー
- 未利用時のサーバ停止無し
- Enterprise(相談)
- Enterprise OAuth providers
- SOC2
- オンプレミス support
Supabase学習おすすめコンテンツ
公式ドキュメント
有志によるコミュニティー・ベースでの活動で、Supabaseドキュメントの日本語訳を公開しています。
公式のブログです。頻繁に投稿されてます。
まとめ
BaaSというサービスは、なかなか聞き覚えにくいサービスですが、Supabaseは、Firebaseに代わるオープンソースのソフトウェアとして今後注目できるサービスだと思います。ノーコードでのアプリケーションづくりに少し慣れてきた方は、次のステップとして外部データベースで運用してみることを考えても良いでしょう。