こんにちは、NoCodeCampのツバサです。
最近開発案件でも、少しずつ事例も見られるようになったりDify Meetup Tokyoでは350名ものイベント参加者が集まったAIツールDifyについて、これからDifyを触ってみようという方向けにまとめました。
Difyついて
Difyは、LangGenius, Inc.が提供する革新的なオープンソース生成AIアプリ開発プラットフォームです。
Difyは、コードを書く必要なく、ノーコードで誰でも高性能なAIアプリを作れます。チャットボットや文章作成ツールなど、これまで専門家しか作れなかったようなアプリを、ビジネスマンや一般ユーザーでも簡単に作れるようになります。
Difyの5大メリット
- 【メリット①】多様な言語モデルの利用が可能
- OpenAIのモデルだけでなく、AnthropicのClaudeやGoogleのGEMなど、さまざまな言語モデルを利用できるため、柔軟に対応できる。
- OpenAIのモデルだけでなく、AnthropicのClaudeやGoogleのGEMなど、さまざまな言語モデルを利用できるため、柔軟に対応できる。
- 【メリット②】多様な豊富なテンプレートやアプリケーションの連携
- 業界別テンプレートを活用し、高度なアプリケーションを迅速に開発可能。
- 業界別テンプレートを活用し、高度なアプリケーションを迅速に開発可能。
- 【メリット③】基本は無料。コスト効率と柔軟なスケーラビリティ
- 基本Difyの機能は無料で利用可能。ただしAI(ChatGPT等)を使う分は従量課金制
- 基本Difyの機能は無料で利用可能。ただしAI(ChatGPT等)を使う分は従量課金制
- 【メリット④】オープンソースでクラウドかオンプレを選べる
- オープンソースの特性を活かし、クラウドサービスを利用する方法と、自分でサーバーをセットアップする方法の2つの利用方法があり、それぞれのニーズに応じて選べる。
- オープンソースの特性を活かし、クラウドサービスを利用する方法と、自分でサーバーをセットアップする方法の2つの利用方法があり、それぞれのニーズに応じて選べる。
- 【メリット⑤】ノーコードでAIアプリ開発が可能
- プログラミング経験がなくても、直感的なインターフェースで簡単にAIアプリを作成できる。
- プログラミング経験がなくても、直感的なインターフェースで簡単にAIアプリを作成できる。
特に、PC上にもDifyをデプロイ可能なので、AIで検索するドキュメントをインターネット上に配置せずに作ることができるので、セキュリティ的にも安心です。これが、ノーコードかつ安価に使えるため、Difyは人気ツールになってます。また、Difyのコミュニティに日本語対応のチャンネルがあるのも人気の理由の一つだと思います。
何ができるか?
例えば、Youtubeの動画インサイトのAIを作るのも、テンプレートから以下のような動画が、数分でできます。基本はクリック操作だけです。
テンプレートも、かなり充実してます。
GPT-4o-mini ,Gemini をはじめ様々なモデルが選べる、また個別にモデルのパラメーターチューニングも可能です。
費用について
Difyの料金プラン(2024年8月19日時点)は以下の通りです。
- サンドボックス(無料): 200メッセージまで利用可能。
- プロ(月額59ドル): 5,000メッセージまで利用可能。サポートも優先。
- チーム(月額159ドル): 10,000メッセージまで利用可能。無制限のアプリ作成とチームメンバーが追加可能。
- 企業(価格は問い合わせ): 全機能が無制限で利用可能。
また、上記とは別に、OPENAIなどのモデルを使う場合には、OPENAI側で費用が掛かります。
また他社AIサービスとの比較として、カカクコムの資料で、各サービスの年間コストが比較されています。Difyは最も低コストで、ChatGPTとCopilot for Microsoft 365は高コストです。もしコストだけで判断するなら、Difyが一番費用対効果が高い選択肢となる可能性があります。
資料の全文は以下より。
自社のPDFやNotionをナレッジとすることもできる
企業が成長するにつれて、情報量も膨大になります。また、いままで企業がAIにもとめていた、自社の情報をAIで調べて欲しいというのもDifyでは簡単に実装できます
Difyは、PDFやNotionに保存された情報を効果的に管理・活用できるナレッジベースを構築することが可能です。
ナレッジ機能で、テキストやNotionまたウェブサイトをデータベースとして利用することも可能
DifyとノーコードツールClickを使い、RAG対応のチャットボットを作成する手順が解説
Difyの出力をNotionに保存するワークフローの構築方法を解説しています。Markdown形式のテキストをNotionに反映させる方法に焦点を当てています。
Difyを使った活用事例について
医学論文検索アプリ
メルマガ作成ツール
クローリング+スクレイピング
Difyの勉強するなら
Dify Meetup Tokyo
350名もの参加者が集まった日本の大規模 Dify Meetup
DiscordCommunity
公式コミュニティなんと、日本語チャンネルが存在する。
まとめ
Difyは、AIの力を誰もが簡単に活用できるようになるプラットフォームです。
その使いやすさ、柔軟性、そして強力な機能により、企業は競争力を大幅に向上させ、新たな価値を創造することができます。あなたのビジネスを次のレベルに引き上げる強力なツールとして、Difyの導入を検討してみてはいかがでしょうか。