「GAFAとノーコードって関係なさそう」
しかしデジタル業界を牽引するGAFAが次々とノーコードサービスをリリース、サービス
を拡充する動きが加速しています。
そこでこの記事ではGAFAのノーコードサービスを整理して解説します。
この記事を読めばアプリ開発でノーコードが流行していることが分かります。参考にし
て下さいね。
GAFAのノーコードサービス
それではGAFAのノーコードサービスを具体的に見ていきましょう。
GoogleのノーコードサービスAppSheet
GoogleAppSheetはGoogleWorkspaceでコードを使わずに拡張できるGoogleのノーコードサービスです。
AppSheetではビジネスプロセスの自動化、 Googleの機械学習を活用した自然言語処理や複雑なコードを簡略化してアプリ開発ができます。
Google AppSheetの特徴
・アプリテンプレートが用意され、より手軽にアプリを作成できる
・カラー選択ツールなどでアプリを自在にカスタマイズ可能
・新しいコネクタが追加され連携できるデータベースが増え拡張性がある
Amazonのノーコードサービス Honeycode
2020年6月 AmazonはノーコードツールとしてHoneycodeをリリースしました。
アマゾンのクラウド環境の中でドラッグアンドドロップで直観的にアプリを作成できます。
有料版と無料版があり、有料版ではAPIを使って外部アプリを活用可能です。
スプレッドシート形式の「テーブル」アプリ画面を設定する「ビルダー」、操作の自動化を設定できる「オートメーション」で構成されています。
例えばToDoリストなど用意されたテンプレートからアプリを作成できますが、「テーブル」にデータを取り込んで自ら設定したシートからアプリを作成することもできます。
Amazon Honeycodeの特徴
・Honeycode独自の簡単な関数がある
・モバイルからもアクセスできる
・ユーザー権限を自在に管理できる
・データベースであるテーブルを更新するとビルダーにも反映されるので便利
AppleのノーコードサービスClaris Connect
2020年3月 Apple の関連会社がClaris Connectのサービスをリリースしました。
このサービスは他社のクラウドサービスやアプリと連携するワークスペースをノーコードで構築できます。
Claris Connectでは連携するアプリやサービスをフローチャートに当てはめて条件を設定して自動でアプリやサービスを実行するフローを作成します。リード情報の管理や、見込み客の営業チームへの連絡、カスタマサービスへの問い合わせの追跡、注文処理など自動化フローを作成できます。
例えば
オンライン署名アプリ「DocuSign」 で署名済みの契約書を受け取る
↓
顧客管理ツール「Pipedrive」 が自動更新されて取引成立に更新
↓
署名済みの契約書がクラウドストレージ「Box」 にアップロードされる
↓
取引完了の情報が Slack で社内共有される
ノーコードでこのようなフローを構築できます。
業務が効率化が進みデジタルトランスフォーメーションが加速します。
まとめ:ノーコードでGAFAのツールを活用できる
この記事ではGAFAのノーコードサービスについてまとめました。
大手クラウドベンダーのノーコードサービスを使うメリットは下記の2点です。
・クラウドベンダーが提供するツールと連携しているのでテストや実装が容易
・アプリ開発の管理、共有が容易
その一方ベンダーロックインのリスクやある程度のPCの基礎知識が必要となります。
プログラミングの知識がなくてもGAFAのサービスを活用してアプリ開発ができるようになっています。自分のアイデアをアプリでカタチにできます。ぜひ挑戦してみて下さいね。