こんにちは。Webライターの西山あきひろです。
今回は今年3月に立ち上げたノーコード専門のオウンドメディア「NoCodeメディア」について、発足メンバーの「ツバサさん」と「マツツネさん」に取材させていただきました。
【ノーコード専門のオウンドメディア】と謳ってるので、やはりノーコードについての情報収集ができるメディアなはず。
そこで、NoCodeメディアが目指すメディア像について詳しく尋ねてみました。
ノーコード専門のオンラインサロン「NoCodeCamp」を運営しているツバサさんと、NoCodeメディアのメディア長であるマツツネさんにその真意に迫ります。
ツバサ(@tsubasatwi)さん
2020年4月にノーコード専門オンラインサロン「NoCodeCamp」を「NoCode Ninja」と立ち上げて以降、多くのノーコードイベントを開催する。
マツツネ(@matsutsune)さん
NoCodeCampに参加している「NoCodeメディア」のメディア長。もともとスマホアプリやゲーム制作会社の経営をしていた。現在はSI系の会社を経営、NoCodeメディアの運営を担当。
西山あきひろ(@aki_webwriter)
フリーWebライター。NoCodeCampに参加してノーコードによるDX化やRAPなどができないかを探究している。
NoCodeCamp発の「NoCodeメディア」とは
本日はよろしくお願いいたします!
早速ですが、NoCodeメディアとはどのようなメディアなんでしょうか?
NoCodeメディアは、2021年3月に立ち上げた「NoCodeCamp」が運営するノーコード専門のオウンドメディアです。
これから成長させて、多くの人にノーコードの情報を発信するためのメディアですね。
「NoCodeCamp」と「NoCodeメディア」の関係性
オンラインサロンであるNoCodeCampにとってNoCodeメディアはどういうポジションなのでしょう?
NoCodeCamp内でのチームビルディングによる事業ですね。いろんな人を集めて一緒に事業を作る動きの一環として、NoCodeメディアがあるイメージですね。
サロンメンバーと一緒に事業を回しているんですか!?
そうですね!
業務委託という形で、サロン内で事業を回すというのはいくつかやっています。
NoCodeメディアのメディア運営はマツツネさんにお願いしています。
立ち上げから関わらせていただいて、現在はメディア長として運営をやっています。
本当に事業がNoCodeCamp内で回っている…!
始動2ヶ月で「NoCode メディア」の検索結果で1位に!?
そういえば、まだメディア立ち上げから2ヶ月程度しか経ってませんが「NoCode メディア」で検索1位でした笑
え!?そうなんですか!?
検索1位を取れたのもWordPressのツールの強さかもしれないですね。プラグインでSEO対策できますし。
なるほど…!
そんなメリットがあったんですね!
ノーコード専門メディアなのに「WordPress」でサイト作りした理由
ただ、ノーコード専門のメディアだからSTUDIOやWebflowでメディア構築したのかと思っていました…!
WordPressを選んだ決め手は何だったのでしょう?
WordPressの方が管理者権限に柔軟に対応できたからです。
STUDIOやWebflowだと納得のいく管理体制が取れなかったのは、WordPressを選んだ大きな理由ですね。
具体的にどのようなところが柔軟に感じたんですか?
たとえばノーコードツールで作ったメディアにすでに5記事を格納している状態で、外部のライターさんに新規記事を書いてもらうとします。
執筆してもらうために編集者権限をライターさんに与えると、新規記事だけでなく過去記事も編集できちゃうんです。
そうなんですか!?
何かの間違いで過去記事を編集しちゃうとかの事故が起こる可能性がありますね…!
そうなんです。
なんならフロント部分も含めて触れるので、さすがに新しい人にそこまで権限を渡すのはリスクに感じちゃいました。
その点、WordPressはブログから派生したツールなので細かく設定できるのが決め手でしたね。
ノーコードのメディアだから「ノーコードでサイト作ろうか」って話しも出ましたけどね笑
たしかに複数人でオウンドメディアを運営するとなると管理も大変になりますよね。
とはいえWordPressのメディア構築は少し難しく感じる人もいるので、個人や少数のメディアであればノーコードで作ってもいいですね!
NoCodeメディア発足のきっかけは、〇〇
NoCodeメディアを立ち上げようとした理由をお聞かせください!
ノーコードの情報を体系的に発信したメディアがなかった
理由は2つあります。まず一つがNoCodeCampの発信をもっとしていきたかったことですね。
最初はオウンドメディアではなく、NoCodeCampの公式Twitterをメディアとして位置付けて発信していこうという流れが始まりでした。
ただ、Twitterだけだと発信が属人的になるし人任せになってしまうので、改めてブログメディアの形の方がみんなでやれるのではないかという感じです。
たしかにツイートは担当者によって内容や発信の雰囲気も変わりますもんね…。
あと、ノーコードの情報が体系的にまとまっているメディアが周りに少なかったですし、NoCodeCampとしても情報をまとめられる場所が欲しいねって話してたんですよ。
ノーコードの情報を個人で発信している方もいたんですが、やはり個人だと更新が止まっちゃいますし、いつの間にかやめてたりするので…。
個人でメディアを継続するのって難しいですね…。
NoCodeCampメンバーにスポットを当てたかった
メディアを立ち上げたもう一つの理由もお聞かせください!
NoCodeCampメンバーの紹介をしたかったんですよ!
なぜサロンメンバーを紹介したかったんでしょうか?
NoCodeメディアでもアプリ作りをするメンバーの人たちを紹介することで、その人自身の発信や応援につながるかなと考えていました!
そもそもNoCodeCampが「アプリ作りをする全ての人を全力で応援する」というコンセプトなので、方針としてはピッタリだなと!
NoCodeCampで作った自分のアプリなんかも、NoCodeメディアを通して発信できるのはありがたいですね!
良い相乗効果が生まれそうです!
NoCodeメディアの運営は一筋縄じゃいかない!?
オウンドメディア運営は何かと大変かと思うのですが、どんなところに大変さを感じますか?
オウンドメディアは記事を入稿するだけじゃない
オウンドメディアって記事を入稿するだけじゃないんだなって思いました笑
分かってはいたんですけど、実際にやってみるのとでは全然違いますね。
記事だけじゃなくてメディアサイトのデザインや管理体制を整えるのも大変そうですよね…。
ツバサさんにお願いしたなかに、NoCodeメディアのデザインを全部やり直ししてもらったこともありましたね笑
ありましたね!あれは大変でした笑
やっぱりサイトデザインは読者が一番に見るところでもあるので、最低限の質は担保しておくべきと考えていますからね。
クライアント予算を使った運営の難しさ
マツツネさんは何か難しさは感じましたか?
予算管理の難しさは感じますね。
具体的にどのようなところでしょうか?
自社の予算であれば「ここにこれを使おう」という意思決定までが自由にできますよね。
ただ、NoCodeメディアはNoCodeCampの予算で運営しているので予算管理が難しいです。
自分の1万円と人の1万円は違いますからね。
そう、違うんですよ。
それに紐づいてメンバーをどう動かすかも難しく感じます。
NoCodeメディアはメンバーのリソースを少しずついただきながら運営しているので、お金じゃないところで協力してもらう部分は考えていますね。
記事を入稿するだけじゃなく、各ポジションごとで異なる大変さを感じているんですね…!
立ち上げで大切にしたメディアへの想いとは
NoCodeメディアの立ち上げの際に、大切にしようと思ったことや考えはありますか?
「アプリ作りをもっと簡単に」がキーワード
やっぱり「アプリ作りをもっと簡単に」という思いは変わりません。
NoCodeCampのコンセプトですね!
はい!
プログラミングに挫折した方やサービスやアプリを作ってみたい方に向けて、もっと分かりやすく情報発信できるメディアにしようと考えていましたね。
今後の指標としてもそれは最重要視しながら運営していきます!
常にサービスやアプリ作りをしたい方に対しての想いがこもってるんですね!すごいです!
継続しながらのPDCAサイクルが重要
マツツネさんは、立ち上げ時の考えや想いなどはありましたでしょうか?
まずは継続させることをすごく考えました。
事業をいくつもやってきたなかで、最初から完璧に上手くいくことってほとんどありませんでした。
だから、NoCodeメディアでは少しづつ調整しながら継続することは重要だなと考えたんです。
オウンドメディアは継続するだけでも大変ですもんね…。
そうなんです。
だから最終的に重要なのは、3ヶ月とか半年とか赤字だけど続けるんだ!という運営の覚悟だと思います。
運営の覚悟…!僕もメディア運営の覚悟を常に持ちます!!
NoCodeメディアは今後どのようなメディアになるのか
では最後に、今後NoCodeメディアをどのようなメディアにしていきたいのかなどの展望を教えてください!
周りを巻き込みながら大きくしていきたい!
何度も繰り返しですが「アプリ作りをもっと簡単に」を軸にした情報提供は継続します!
自分で周りの方を巻き込みながら、できるだけ多くの方のアプリ作りをお手伝いできるメディアにしていきたいです。
どんどん人を巻き込んでいくとノーコードも広く普及しそうです!
ノーコード自体が今後どうなるか未知数ですが、作ったアプリは実績とし残り続けます。
だからノーコードで長期的に自分の実績になる取り組みを一緒にできると良いですね!
実績作りのためにノーコードを使うのは良いですね!
ありがとうございます!
”人”にフォーカスが当たる時代に合うメディアにしていきたい!
メディア長であるマツツネさんは、今後どのようなメディアにしていきたいですか?
”人”にフォーカスが当たるメディアにしたいですね!
人にフォーカスが当たるとはどういうことでしょうか?
ノーコードでサービス作ると、サービスもですがその人自身にもスポットライトが当たるじゃないですか。
これからの時代は”誰が作ったのか”や”誰のサービスなのか”というのが重要になると思うんです。
たしかにコロナ禍を境に「あの人が作ったサービスなら使ってみようかな」という人は増えていますね。
クラウドファンディングとかもその流れの一つだと思いますし。
だからNoCodeメディアもNoCodeCampメンバーそれぞれにファンが付くような、そんなメディアにしていきたいですね。
ノーコードを通した”人”を伝えるメディアって素敵ですね!
ありがとうございます!
日本中にノーコードを伝える”伝道師”になりたい!
あ、お疲れさまですー。様子を見に来ましたー笑
NoCode Nijaさん!ちょうど良かったです!
NoCodeメディアを今後どうしていきたいかを、NoCodeCamp運営者のNinjaさんからも一言お願いします!
NoCode Ninja(@nocodejp)
NoCodeCampの運営の一人。ノーコードに関する情報を自身でも発信している。先日、自身が開発したアプリ「ブラリノ」がbubble開発アプリでの初めての国内売却事例となった。
NoCodeCamp含めてですが、ノーコードのプラットフォームとして機能していきたいです!
ノーコード界隈はまだまだ黎明期です。
だからノーコード自体がもっと大きく展開できるようNoCodeメディアやNoCodeCampが伝道師のような役割を担えたらと思っています!
Ninjaさん、突然のお願いにもかかわらずコメントいただきありがとうございます!
NoCodeCampは参加した人がみんなハッピーになれる場所を目指す!
関わったみんながハッピーになる場所作りをしたいですよね!
良いですね!
ハッピーになるって具体的に何かありますか?
たとえばNoCodeCampに参加した方で起業したらサポートするとか、ホームページ作れなかった方が作れるようになったとか。
そういう方をどれだけ増やせるかが目標になりますね。
人脈が広がるとかもありますよね!
いろんな方とサービスを作れるのは楽しいですし、今後も続けたいですね!
たしかに、NoCodeCampでかなり人脈は多方面で広がりますね!
僕もそのおかげで仕事も増えましたし。
NoCodeメディアに協力してくれるメンバーの方々ともつながれますよね!
アクティブな方が増えれば増えるほどメディアも伸びるし協力してくれた方の知名度も上がるので、win-winな形が循環できるようになると最高です!
これからのNoCodeメディアが楽しみですね!
本日はどうもありがとうございました!