2021年、ノーコードの業界はかつてないほど大きく伸びたと覆います。
ノーコードを使っての起業、副業、資金調達など実績も増えてきた一年でした。
この記事では、去年の主なノーコードツールのアップデートに触れていきます。
*今回のノーコードツールは、原則エンジニアがサービスを作れるという観点を大事にしているため、マーケティングや、デザインなどは除外してます。Zapier ,Integromatの自動化ツールは汎用的なものが少ないため、今回除外しました。どこかで希望があったら書きます。
2021年の振り返り 大手プレイヤー
Google Appsheet 買収 Googleは , App Maker を廃止して、自社のスプレットシートをアプリ化するAppsheeetを買収しました。現在、スプレットシートのタブにAppsheetのタブが表示されてます。
Amazon -SageMakerCanvas
アマゾンウェブサービスは、AWSで独自のノーコード機械学習ツールを開発を発表。
2021年の主要ツールのアップデート
Bubble:
2021年にノーコード業界で最も日本ユーザーを獲得した年になったかもしれません。sanuをはじめ、一般的なサービスでbubbleを使ったプロジェクトが見られるようになりました。
主要ニュース
- Zapier Pluginとの統合を開始
- Bubbleは、Zapierの何千ものあるアプリとの連携をすることができました。
- 新しいレスポンシブページをリリース
Bubble 情報サイト
Jansnap’s TECH BLOG
bubble-challenge.jp
ノーコードラボ
Adalo:
Adaloは、資金調達のニュースがあったものの、ほぼ改善が進めなかった年でしたが、外部のエンジニアによりさまざまな拡張が自主的に生まれた年になったと思います。
主要ニュース
- Programa flowなどの外部からのカスタムコンポーネントサイトが登場
位置情報取得やJavascriptなどの取り扱いが非公式でコンポーネントの実装ができるように
Adalo 勉強サイト
ノーコードAdaloスクール
しゅんすけのノーコード開発塾
Glide:
最も変貌を遂げたツールです。2020年はスプレットシートを表示するだけの機能でしたが、Glide 2.0になり、エディターが大幅に変更され、テンプレートの充実や、自動化、javascriptなどの拡張機能が増えました。
主要ニュース
- アプリビルダーが大幅に変更
- Googleアカウントなしでもログインが可能に。
- Glide 2.0が発表、レスポンシブルデザイン、Proテンプレート、自動化の機能が追加
Glideの勉強サイト
ノーコード・ツール解説チャンネル Glide
Wix:
従来のウェブページ作成ツールからサービス作成ツールへと大きく見方を変えた一年でした。
Wixは、予約機能、EC機能などのwebに必要な機能を簡単に構築できるツールになってきてます。
主要ニュース
- Wixは、ユーザーがビジネス向けのAndroidまたはiOSモバイルアプリを作成するためのノーコードアプリビルダーであるSpacesを立ち上げました
- ネイティブアプリビルダー BrandedAppを使用すると、ユーザーはWixの機能と自動的に統合できます。
Webflow:
Webflowユーザーは、今年はメンバーシップの実装待ちだったように思います。Wixのように単なるWebサイトツールから、CMSツールへと変貌を遂げた一年でした
主要ニュース
- Webflow チームと共同作業できるチームコラボレート機能の実施
- メンバーシップ機能【ベータ版】、オートメーション機能の実装
Webflow勉強サイト
LikePay
STUDIO:
日本国内において、簡単にデザイナーよりのWEBサイトができるツールとしてブランドを確立したように思います。
ユーザー数が15万人を突破したのもあり、大手企業での導入もみるようになりました。
特にデジタル庁のサイトでも使われたことで、一気に広がったように思いました。
主要ニュース
- Design Editorが大幅にリニューアル STUDIO Showcaseとも連携しサイト事例が増えてきました
- アプリ連携として、Google reCAPTCHA,Hubspot などと連携が可能になりました。
STUDIO勉強サイト
STUDIO 動画
Shopify:
Shopifyは、ダッシュボードにSpeedinsightが表示されるようになったり、Shopify 2.0でマーチャントのテンプレートカスタマイズの自由度がかなり上がったように思います。2020年は、カスタマイズにはLiquidや専用のアプリを必要としてましたが、WEBの専門知識がないマーチャントでも、カスタマイズがより容易になったように思います。
主要ニュース
- Sections で レイアウト変更やセクションの追加が自由に変更可能になり、いままよりも自由なカスタマイズができるようになりました。
- Shopifyのエコシステムプラットフォームに、新たなチャネルInstagram,Tiktokの連携が可能になりました。
- 日本国内純粋のサブスクリプションアプリ 定期購買が発表
Shopify 勉強サイト
デイトラ Shopify コース
ショピクリ
Airtable:
- Airtableは、スマートフォン向けのカレンダービュー と向けの新しいカレンダービューと、新しい製品内ヘルプセンター、ソーシャルメディアカレンダー、イベントプランニング、コンテンツカレンダーなどの新しいテンプレートをリリースしました。
- Airtableは、Automationがより直感的で簡単に自動化を設定できるようにしました。
- AirtableはAND機能が使えるフィルターや外部ソース同期を導入し、スクリプトアプリとカスタマーブロックSDKが利用可能になりました。
- Airtable Interface の実装。ユーザーが視覚的でインタラクティブなインターフェイスを構築できるようにするために、インターフェイスデザイナーを導入しました。
Airtable情報サイト
ツバサテック
Notion:
日本語の対応が最もセンセーショナルなニュースになったと思います。Notionのコミュニティはとても熱い人が多く、日本のコミュニティ支部も多くでてきた一年です。
主要ニュース
- Notion日本語化サイドバーのLanguageのリストから日本語を選択で可能に。
- 2021年10月の実装時点での言語選択は、English/英語,Korean/韓国語,Japanese/日本 と3か国しかありませんでした。世界的にも流行っているNotionが3番目の言語に日本語を選択してくれたのは、喜ばしいことですね
- Notion APIの実装で、Zapier、Typeformなどの外部ツールへの連携が可能になりました。
Notion情報サイト
Notion Tokyo
2021年NoCodeツール資金調達実績
今回、構築用途だと、いつもこんな感じで分けてます。今回は、、こんな風に定義してみました。
今回の2021年の調達ランキングでは業務効率化のツールへの投資が多いですね。これは、古くから運営していたり、市場が成熟しているのもあると思いますが、投資額については、企業が評価されている証でもあるので、参考にはなると思います。
日本のスタートアップ(ノーコードに限らない)の状況と比べても桁が海外とは、1桁ちがい市場が大きくなっていることが分かります。
まとめ
今回、2021年の振り返りをしていきました。今回は主要ツールだけですが、1年だと、かなりのアップデート情報になりますね。2021年に大型の調達をしたところは、今年さらに伸びていくと思うので注目です。